久しぶりに仕事ネタを^^;
先日クライアントさんから質問があり、
自分なりに考えたことを書いてみたいと思います。
「小規模企業共済」は、鉄板の節税商品で、払った掛金全額が経費になり、
将来もらう時にも年金や退職金でもらったりするので、その時の税金も優遇されています。
そのため、小規模の会社や個人事業では、
経営者の節税商品として活発に利用されています。
詳細はこちらをご確認下さい。
http://www.smrj.go.jp/skyosai/
僕も、第一に考える節税商品ですが、改めて考えてみたことがあります。
『本当に節税する意味があるのか?』
ということです。
例えば、小規模企業共済を節税として、1年分前払いします。
掛金の月7万円✕12ヶ月分=84万円
最大84万円を払って、経費にすることができます。
次に節税になる額ですが、小規模企業共済は個人で掛けるものなので、
個人の所得税+住民税が節税となります。
所得税+住民税の最低税率が15%です。
そして、最大が50%となります。
よって、掛金を払うことにより、
最低:84万円✕15%=12.6万円
最大:84万円✕50%=42万円
節税できる事になります。
ここまでは、皆さんもご承知の通りだと思います。
ここで、疑問が。
「最低税率15%の人は節税する意味があるのか?!」です。
むやみに税金を下げるだけが解決方法ではありません。
節税をするということは、84万円のお金が出ていきます。
84万円は結構大きな金額ですよ。
そして、節税の効果が12.6万円なのであれば、
節税しなくても、手元に84万円持っていた方が
会社経営としては、安定するのではないでしょうか?!
※実際は、84万円ではなく、税引き後になりますが。
僕だったら、84万円の掛金は払わなくて、
2ヶ月休んで仕事をしません!!
ここがポイントですね(笑)
今の2ヶ月の休みと、節税額の12.6万円はどっちが大事でしょうか?!
それは人それぞれ価値観があるので、違うと思いますが、
そこの部分まで考える必要があるでしょう。
税金を「親の敵」みたいに考えている人もいますからね(笑)
読んだ本でこんな言葉がありました。
「自分が80歳になって、30歳の時に戻れるとしたら、
いくらのお金を払いますか?」
誰もが、数千万円や何億円という人もいると思います。
それだけ、自分の「時間=今」に価値があるということです。
今の年齢や時期だからこそやれることがあるんです。
それをやらないと、将来後悔する・・・。
昔やっておけば良かった。。。そんなのは目に見えています。
今年も残り3ヶ月ちょっとです。
節税に躍起にならずに、2ヶ月休んでみませんか?(笑)
その方が、次の仕事や将来の為になると思います。
ではでは(^-^)/
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今日の一曲
Billy Joel “My Life”
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