経営分析で何が分かるのか?我々はいつも疑問に思っています。経営のリアル感をまったく感じません。また、税金の話だけで、経営の役に立つのか?まったく役に立ちません。しかも税金や数字の話になると、過去の数字だけを見て話をすることが多いです。
我々は、過去の数字を見ながらも、未来の数字をしっかりシュミレーションします。過去を見てもその結果は変わりません。そこから、「未来はどう行動していくのか?」ということが大事なのです。そのための経営の判断に役立つ数字を提供しお話しをしています。
以下、我々の考えを記載しておりますので、ご参考に下さい。
会社の安全性は?
会社を経営していて一番の不安は、
「会社潰れないか?」が、
究極の不安だと思います。
そのため、現在の会社は安全なのか?
ということを知る必要があります。
下記の式で見てみましょう!
見るのは「経営安全率」という指標です。
▶経営安全率とは?
営業利益÷粗利✕100 で計算されます。
※本来は粗利を限界利益で見ますが、
ここでは限界利益=粗利とシンプルに見ています。
私は、経営分析というのは好きではありませんが、
この指標は、万が一のリスク管理として知っておくべき指標です。
下記の数字で計算してみましょう。
売上 1億円
原価 6千万円(原価率60%)
粗利 4千万円
固定費 3千万円
利益 1千万円
という数字で見てみましょう。
経営安全率=1千万円÷4千万円✕100=25%
よって、経営安全率は25%ということになります。
では、この25%の数字はどういう意味何でしょうか?
例えば、リーマンショックなどの経済的な事件があった場合、
万が一売上大きく落ちることがあります。
そのため、会社の売上がどれくらい落ちたら、
やって行けなくなるのか?が分かると不安が和らぎます。
これが、経営安全率です。
事例の25%という数字は、
25%売上が落ちると、会社の利益が無くなりますよ。
という指標になります。
では、数字を使って計算してみましょう。
売上 1億円✕(1−25%)=7500万円
原価 7500千万円✕60%=4500万円
粗利 7500−4500=3000万円
固定費 3千万円
利益 ゼロ
ということになります。
よって、会社の売上が25%減少すると、
利益はゼロになるということが分かります。
25%という数字はかなり優秀な会社です。
目指すは、15%以上です。
これを毎年目標として達成していけば、
内部留保もきちんとでき、強い会社になって行きます。
会社の目標数値などの目安にすると良いでしょう。
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